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『あひろ屋の手ぬぐい』展が終了しました

あひろ屋の手ぬぐい』展が終了しました。梅雨入り直前、連日多くの方にお運びいただきありがとうございました。色とりどりの美しい布を前にあれも、これも・・・とお選びになる楽しそうなお姿を拝見し、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。ここ国立はあひろ屋・野口さんが幼少期過ごされ、また現在活動の拠点とされている街でもあります。この街で暮らし、働く方々もお気にかけてくださり立ち寄ってくださいましたことをありがたく思います。楽しい瞬間に沢山出会えた一週間でした。

 

今展では、手ぬぐいの展示販売ほか、下絵や、自作なさった色見本、それから型紙やヘラなども展示させていただきましたが、野口さんの作品が生まれる核のような部分を感じていただけましたら更に更に嬉しいです。

 

 

会期中、撮ったつもりが展示の様子をほとんど撮れていなかったことが判明・・・私がバタバタと見過ごしてしまった素敵な瞬間をあひろ屋・野口さんが収めてくださっています。作品同様、お写真も素敵なあひろ屋さんの instagram や facebook もぜひ覗いてみてくださいね。

 

お運びいただきました皆さま、展のご案内をしてくださったお店の皆さま、お気にかけてくださった皆さま、手ぬぐい屋さんの繁忙期、追加の手ぬぐいをせっせとご用意してくださり、お店にも足繁く通ってくださった野口さん、ありがとうございました!

 

<おまけ>

会期終了間際に仕上がった「出目金(demekin)」の手ぬぐいチュニック(1〜2歳の赤ちゃん用)、

 

 

「露草(tsuyukusa)」の手ぬぐいギャザースカートは5〜6歳用、いずれも手ぬぐい一枚、一尺三尺の衣です。

 

あひろ屋の手ぬぐい・古典と現代

しとしと、しとしと雨が降り始めました。そろそろ、そろそろ東京も梅雨入りでしょうか。

 

手ぬぐいは昔も今も日本人に使われ、愛された一尺三尺(幅33cm x 長さ90cmほど)の一枚の布。あひろ屋さんの手ぬぐいは浴衣の生地にも使われる「特岡」と呼ばれる生地、細い糸で密に織られているため、肌触りはなめらか、幅は少し広め36cmあります。

 

古典的な図柄から現代的な図柄まで手がけるあひろ屋・野口さんですが、一口に古典と言ってもきっとそれまで見かけたことがある古典柄とは一味違う解釈に目が留まります。彼女の手ぬぐいに出会った17年前も、今も、この感性と視点がほんとに素敵だなぁと思います。

 

初期の頃から作られている「源氏香図(genjikouzu)」。「源氏香」は組香のひとつで、5種の香を焚き、その組み合わせを当てる遊びで組み合わせの数は52通り。香道の世界だけでなく、着物やお菓子、装飾品に用いられる伝統的文様です。

 


古くから伝わる「結び」の形は、祈りや意味が込められ様々な場面で用いられてきました。この手ぬぐいのデザインに使用した結びは日本に伝わるおめでたい結び、それぞれに名前が付けられています。

 

「紐結び(himo musubi)」

 

 

着物や装飾品、昔ながらの遊びから「籠目(kagome)」「綾杉(ayasugi)」「折り紙(origami)」、古典的な図柄を、現代的な意匠に変化させています。

 

 

 

野口さんの視点の面白さ、豊かさを感じる「箸格子(hashigoushi)」「水無月(minazuki)」(完売)「みつ豆(mitsumame)」、色合いも発想も素敵です。水無月は六月の夏越の祓にいただく和菓子、氷を象っています。いろんなところのみつ豆を召し上がって、大きさを計測、その平均値で描いた寒天と赤えんどう豆は実寸大。

 

 

野口さんのはじめの一歩「鉄瓶(tetsubin)」(白茶:完売)、16種の異なる鉄瓶が並びます。

 

 

 

あひろ屋の手ぬぐい』展、早くも明日8日(土)までとなりました。湿度が高い空気に包まれていますが、どうぞ涼やかな眺めをご覧にいらしてください。

 

本日7日(金)も12時より、お待ちしております!

 

あひろ屋の手ぬぐい・空と海

夏間近、今日は気温が30℃越えだとか。あひろ屋・野口さんが作ってくださった手ぬぐい暖簾がなんとも涼やか、下校途中の小学生も、ご近所さんも「きれいね〜」と声をかけてくださいます。うれしい。平日にも関わらず、一昨日、昨日と沢山の方にお運びいただきありがとうございます。手ぬぐいは会期中も野口さんがせっせと追加で運んでくださっておりますので、まだまだ見応えたっぷりですよ。

 

今日は、夏らしく、空と海を感じるあひろ屋柄をご紹介いたします。

 

右から「珊瑚(sango)」「浅蜊(asari)」(完売)「海月(kurage)」(完売)

 

 

「浅蜊(asari)」、黄色から黄緑、水色のグラデーション(こちらのお色、まだご用意ございます!)。

 

 

「滝縞(takishima)」、グレーから紫へ、色が混ざり合うぼかし染め。

 

 

ご案内状にも使われている「滝縞(takishima)」空色ぼかし、なんとも涼しい風情。

 

 

 

「しゃぼん玉(shambondama)」「出目金(demekin)」「凪(nagi)」(全て完売)

 

 

「斑雪(hadare)」「岩燕(iwa tsubame)」(完売)「枝垂柳(shidare yanagi)」

 

 

暑い季節こそひんやりした図柄を。ひとつとして同じ形がない雪の結晶を象った「六花(rikka)」、間断なく降り注ぐ雨「群雨(murasame)」、この週末はそろそろ梅雨入りかな。

 

 

 

あひろ屋の手ぬぐい・花と樹

手ぬぐい屋さんになる前はハーブ屋さんだったことがある(!)というあひろ屋・野口さんが生み出す手ぬぐいには、沢山の花や樹が描かれています。傍にある植物というのは日常のふとした時に、季節の移ろいを感じたり、生命力を感じたり、殊更その存在を主張しなくても私たちの暮らしに、心身に、力をくれる存在。

 

梅雨入り目前、紫陽花の季節となりました。一雨毎にその色合いを変える紫陽花、鉄線の様々な色かたち、これから夏にかけては露草の青も楽しみです。季節の美しい草花を写した手ぬぐいを手元で愛でるのもおすすめです。

 

右から「紫陽花(ajisai)」「鉄線唐草(tessen karakusa)」「露草(tsuyukusa)」

 

 

「蒲公英(tampopo)」「胡桃(kurumi)」

 

 

季節は秋から冬ですが、魔除けや招福のシンボルである「宿木(yadorigi)」、影絵のような思わず目が留まる美しさ。

 

 

「冬苺(fuyu ichigo)」「槍梅(yariume)」「南天(nanten)」、花や樹の持つその植物独特の繊細なラインで描かれています。ぜひぜひ、広げてご覧になってみてくださいね。

 

 

夜空に広がる花火のようにも見える「菊(kiku)」も届きました!

 

 

あひろ屋の手ぬぐい・其の参

梅雨入り直前、湿度が少しずつ上がっていることを感じます。今日も暑くなりそうですね。『あひろ屋の手ぬぐい』展、4日目を迎えました。

 

お運びいただくお客さまより「手ぬぐいのお洗濯ってどうするのが一番良いですか?」とご質問が。あひろ屋さんの手ぬぐいは全て「注染」という技法で染料で染めているため、お手入れの際に少しだけ気をつけていただきたいことがあります。


色や柄をなるべく長く楽しみたい場合には、強い光、お湯、力を入れた洗い方、よく落ちる洗剤、は不向きです。お洗濯は、増白剤などが入っていない洗剤でお水で手洗い、日陰干しがおすすめ。始めの頃は多少色落ちもございますので単独で洗っていただけると安心です。色が少しずつ落ちて、くったりする感じも好きという私のような方は洗濯機でも大丈夫(洗剤は石鹸系がおすすめ)です。

 

また、洗うと生地の端がほつれてきますが、その都度ハサミでカットしてみてください。次第にフリンジ状になり、1cmぐらいになると落ち着いてそれ以上ほつれにくくなって止まってくれます。おろしたてもいいですが、使っていくうちに少しずつ馴染んで色合いも穏やかに変化する様もいいです。何より、長年使った手ぬぐいの手触りはとても柔らかく、赤ちゃんは元より大人でもずっと触っていたい程です。

 

 

使い方の例を少し、野口さんが作ってくださった手ぬぐい暖簾、図案によって長さが多少異なるので下の端を合わせて三つ折り、2〜cm程お隣と重ね合わせるとかけた時に歪んだ隙間ができにくく綺麗です。手縫いでささっと縫い上げ、季節や気分が変わったら気軽に変えられるのも魅力的。

 

右から「斑雪(hadare)」「岩燕(iwa tsubame)」「枝垂柳(shidare yanagi)」

 

 

持ち寄りパーティーの差し入れやお祝いには四合瓶を包んで。お酒の銘柄に合わせて図案を選ぶのもまた愉し。嵩張る紙袋より、帰りも身軽です。酔っ払ってお酒を零したらささっと拭けるし、お食事の時にはナプキン代わりに膝に置いても。

 

「群雨(murasame)」

 

 

籠の目隠し布に、季節に合わせて、服の色合いに合わせて気軽に変えられます。家電や収納のホコリ除けとしても重宝します。

 

「蒲公英(tampopo)」

 

 

お台所で働く布、布巾やおしぼりに。グラス類の吹き上げにもいい具合ですよ。

 

「鉄瓶(tetsubin)」

 

 

台所、洗面所の手拭きとして。家族皆が使う手拭きにすれば泥や絵の具の汚れや、食べ物の染みがついたりするけれど、そんな日々の些事を一切合切この美しい布が受け止めてくれるのだから、もう思う存分擦り切れるまで手元で愛でるも良し。そうしてクタクタのボロボロになってもいい布なんです。ほぼほぼお役を終えたらカットしてウエスに。そしてまた新たな一枚をお選びいただけましたら嬉しく思います。

 

「宿木(yadorigi)」