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あひろ屋の手ぬぐい・其の弐

あひろ屋の手ぬぐい』展、3日目の朝です。昨日は爽やかな風が吹く気持ちのいい陽気、多くの方にお運びいただきありがとうございます。通常は定休日の日曜日ですが、本日3日(日)も12時より開いております!

 

あひろ屋さんの手ぬぐいの染め方は全て「注染」と呼ばれる伝統的な技法で作られます。白生地を手ぬぐいの長さに折りたたみ、型紙を置き、その上から型付糊(防染糊)をヘラで引いていきます。ジャバラ状に生地を折りたたみながら、一枚一枚に型付していきます。染めたい部分のまわりに糊で土手を作ってから、その土手の内側に染料を注いで布を染めていきます。

 

ジョウロのような注ぎ器(ヤカン、と呼ばれるのだそう)で染液を丁寧に注いでいきます。染料を注ぐところからついた技法が「注染(ちゅうせん)、余分な染料は下から吸引、裏側からも同じように染色することで布の芯まで染まり裏も表もなく染まるのが特徴的です。

 

 

糊で土手を作り、一度に多色を染めたり、ぼかし染めにしたり・・・と注染には色々な染め方が。

 

 

あひろ屋さんらしいと感じるのはじわっとゆっくり広がっていくような色のグラデーション、紫から茶へ、黄色から緑、水色へ、朱から赤へ・・・この表現を実現するためにどの工程にも様々な工夫や職人さんの熟練の技が必要に。意匠の素晴らしさはもちろんのこと、この色への感性が彼女の真骨頂だな、と私は密かに思っています。

 

上から「胡桃(kurumi)」「浅蜊(asari)」「出目金(demekin)」、

 

 

地の色を染め、さらに別の色でモチーフを染め上げる「みつ豆(mitsumame)」「蒲公英(tampopo)」「凪(nagi)。生地は木綿100%、細番手の「特岡」という高級生地、細やかな柄の表現が可能です。細い糸で密に編まれているため、肌触りはなめらかで、丈夫、使い込むとくたくたに柔らかくなって何とも言えない手触りに。

 

 

野口さん自ら染めを施した色見本、カラーチップなどではなかなか伝えにくい色のニュアンスを伝える術に。手ぬぐいと共にご覧いただけますので、ぜひお手に取って開いてみてくださいね。