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あひろ屋の手ぬぐい・其の壱

昨日は展初日、はじまりから終わりまで多くの方にお運びいただきありがとうございます。ずらりずらり沢山並んだ「あひろ屋柄」、これがいいかな、やっぱりあれかな、うーん、選べない!と楽しそうに悩むお姿、うれしくありがたく思います。

 

店としてのお付き合いは3年程ですが、実は実は、あひろ屋さんとの出会いは今から17年程前のことでした。当時まだ駆け出しの会社員バイヤーだった私、仕事でも、個人でもあれこれいいものに触れたい!とあちこち探していたのでした。そこで見つけたのがあひろ屋さんの第一号手ぬぐい「鉄瓶」。全て異なる鉄瓶16種が並ぶ一枚、新鮮な衝撃を受けたことを今でも覚えています。

 

今展で見せていただいたあひろ屋・野口由(ノグチユキ)さんの当時の鉄瓶のスケッチ。当時鉄瓶がほしいなぁと様々な鉄瓶のカタログを見てご本人曰く「いたずら描き」・・・「これ、手ぬぐいにしたらきっと素敵だ。」と思った途端、「手ぬぐい屋になろう!」と思い立ちすぐさま決心、以前友禅のお仕事をされていた彼女、すぐに伝手を辿り版下を作り、染めてもらったそう。

 

 

鉄瓶は向かって右を向けるのが正式、当時のスケッチは左向き(岩手出身の私もずっと左に向けていましたが、大人になってから右を向けるということを知りました)。版下は当時も今も原寸大の紙に手描き(!)、デジタルでコピペとは異なる柔らかなゆらぎはここからくるものなのでしょう。型屋さんはこれを元に和紙に柿渋を塗った渋紙や洋型紙を彫り、紗張りをして型紙が出来上がります。

 

 

奥にあるのは型に糊を引く時に使うヘラ、手前は色見本。一口に青と言っても様々な表情、どんな色が合うか、出せるか何度も試作を繰り返します。

 

 

左から「斑雪(hadare)」「岩燕(iwatsubame」「枝垂柳(shidareyanagi)」、野口さんが暖簾に仕立ててくださいました!風に揺れてゆらりゆらり、光が透過してとても柔らかで美しいです。他にもいくつか作ってくださったので、ぜひごゆっくり眺めてみてください。畳んでいた時とはまた違った印象、野口さんの画の力を感じでいただけることと思います。

 

 

今日も12時より、皆さまのお越しをお待ちしております!