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洗う道具と台所

台所というのは基本的に生き物を食べ物に変える瞬間に向き合う場所なので、掃除清掃は他の場所よりも手がかかるというのは当然のことなのかも知れません。綺麗になることは気持ちがいいとわかっていながらも、毎日のこととなれば、片付けや掃除、お手入れが億劫になる日もあります、が、汚れがしっかり落ちてくれたり、道具が手に気持ち良く馴染んでくれたり、いい感じの洗う道具が見つかると心強いものです。

 

高校を卒業して一人暮らしを始めてから現在に至るまで、スポンジやらたわしの類は一体いくつ試してみたでしょう。ここ数年愛用しているのはこんなラインナップ。

 

(左から時計回りに)

・麦茶ポットにやさしいたわし:細い水筒も、大きな麦茶ポットも。

・ガラ紡お魚エコたわし:トト(猫・♂・7歳)のごはんの器洗い。

・しゅろのやさしいたわし(小):水切りかごやシンク周りのお掃除に。

・パイルアルミネットクリーナー:やかんや鍋の焦げ付きに、シンクや蛇口磨きに。

・ECOVER 食器用洗剤(カモミール):手荒れがなくなった洗剤(私の場合)。

・スピカココ セルローススポンジ:食器洗い、植物性繊維で分解して土に還ります。

・しゅろのやさしいたわし(ねじり・小):フライパンや土鍋、野菜の汚れ落しに。

 

 

セルロースやアルミネットのスポンジは定期的に取り替えますが、高田耕造商店さんの棕櫚のたわしは繊維が抜けたり、カビたりということがないので5年以上使っているものも。よく見かけるたわしのほとんどは「かたい」、それは東南アジアで育つ「パームヤシ」という植物から作られます。しかしながらかつては「棕櫚(しゅろ)」という植物から作られていました。棕櫚は、日本全国で見られる植物で、腐りにくい性質があるため縄に加工されたり、また、繊維を束ねてたわしや棕櫚ほうきの材料として使われてきました。

 

遠くのどこかにある植物ではなく、身近にある植物から自分たちが使う道具を作る。今では難しくなったことのひとつではあるけれど、それは生き物として普遍的で自然な営みなのだと思います。

 

来月、9月20日(金)から始まる『棕櫚と土鍋』展では、様々な形、用途のたわしや箒が並ぶ予定です。触れてみると初めはちょっと驚くほど柔らかさを感じる「棕櫚」。会期中は、長谷園さんの4種の土鍋を使ったお料理教室と、土鍋にぴったり、高田耕造商店さんの棕櫚の鍋敷き作りが開かれます。実際に、素材に触れ、巻いたり、束ねたり、切ったり・・・しっかりした木枠に巻きつけていくので、丈夫な鍋敷きが仕上がります。ご参加お待ちしております!

 

*棕櫚の鍋敷き作り + 土鍋料理教室のお申し込みは こちら から