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商品帖:うるしの椀
岩手のちょうど真ん中あたり、早池峰山(はやちねさん)の麓近くに祖父の家が

あった。ふたつ上の兄がいる私は、母の里帰り中にその土地で生まれた。たぶん

そのせいではないだろうけれど、兄妹の中で一番のおじいちゃん子だったように

思う。祖父の家はいつも木の匂いがした。山に入り、木を刈り、こしらえた木材

でいろいろなものをつくっていた。祖父は漆塗職人だった。



その祖父を父に持つ母は、漆の木に触れてもほとんどかぶれることがなかったと

いう。漆の器も、ハレの日のものではなく、日々の暮らしにふつうにある日常の

ものだったのだろう。孫の私も、漆にご縁をいただいたのだろうか、若い頃から

今に至るまで触れる機会が多くあった。そんな中で、いつかはこれを自分で、と

思っていた椀があった。



「うるし」という言葉は「うるわしい」と関係があるらしい。「うるわしい」とは

「精神的に豊かで気高く、人に感銘を与えるさま。心あたたまり、うつくしい。」

そう言われる通りの、端正で美しい、使う度に心が洗われるような、うるしの椀が

今、我が家の食器棚に並んでいる。







国産漆の最大産地 岩手県浄法寺町で採れる良質の漆を使ってつくられる汁碗は、

仕上げの研磨を施していないので、使い手自身が使い込むほど自然に磨かれて

艶を増してゆきます。腰の張ったたっぷりした形は浄法寺の伝統の形。普段の

食事にそっと寄り添ってくれる丈夫で美しい器です。



<浄法寺椀 取扱商品 価格改定(2014年4月1日〜)>



・浄法寺椀(中 - 朱 / 溜) ¥6,300(税込) size : φ12.0 x H7.0cm → ¥6,500(+税)



・浄法寺椀(小 - 朱 / 溜) ¥5,775(税込) size : φ11.3 x H6.4cm → ¥6,000(+税)



・こども椀(朱 / 溜) ¥5,250(税込) size : φ10.5 x H5.5cm
→ ¥5,500(+税)



小さな我が家の食器棚では、家族分をこんな風に重ねて仕舞っています。重ねて

も見目麗しく、出し入れもしやすく、棚の中の納まりも良い。




*上からこども椀、浄法寺椀(小)、浄法寺椀(中)いずれも溜塗り



毎朝、毎晩、使われて、洗われて、拭かれて、少しずつ少しずつ艶やかな肌に変化

してゆきます。